Diary & Novels for over 18 y.o. presented by Reica OOGASUMI.
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      最終更新21th Sep.2021→「Balsamic Moon」全面改装
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 漸く更新が出来ました。ライラに新作を入れました。

 毎年GWは特に予定を入れずに、帰省の影響で静かになった都内でのんびり過ごします。

 今年は、日頃から業務上お付き合いのある会社の社長さんから招待されて講演会に行き、とても楽しい講演を聞いて来ました。

 その社長さんにまた招待されたので、来週はマジックショーに行って来ます。

 映画「コナン」、絶好調のようで。「るろ剣」の映画や漫画は全く観ませんが、コナン熱だけは未だに健在です。コナンは20周年かぁ…凄いですね。

 このブログや自分のサイト管理の他には、別垢のツイッターで遊んだり、調べ物をしたりするぐらいで、他の方の同人サイトには全然行っていません。コナン以外のアニメも見ないので、世間の趣味趣向がどうなっているのか、さっぱり分からないでいます。Yahooコミックで「北斗の拳」が無料公開されていたので、読むぐらいですかね。

 「三国志」実写ドラマは良く観ています。いま見ている動画はGYAOの「三国志」です。曹操がカッコいい。趙雲がめちゃくちゃカッコいい。孫権が可愛い。周瑜だけがかっこ悪い(怒)。覆霞は、あのドラマのなかの水鏡先生が大好きです。



 Web拍手、ありがとうございます。更新不定期ですみません。
autor 覆霞レイカ2014.05.06 Tuesday[04:13]
 俺だ。

 今日は朝から気分が良いから、お前らに、俺のレシピを教えてやる。ギャラは要らねぇ。その分、しっかり国に貢献しろ。しなけりゃ、俺がアッパーカットとエルボードロップを喰らわせてやる。…あ? 逮捕してくれ? ……山崎みたいなこと言うなよ。

 とにかく、教科書を開け。14ページ。

 ルーとソースを使わないハヤシライス(二人分)だ。

 ちゃんとエプロン着ろよ。

 その前に、手を洗え。無添加石鹸を使うんだぜ。
autor 覆霞レイカ2014.05.06 Tuesday[04:11]
 日野署二階の刑事課第一(室)のドアを開けると、毎朝一番に出勤する島田魁さんが、びくびくしながら「山崎くん…おはよう…」と震えた声を掛けて来た。

「おはようございます…?」

 身長が二メートル近くある島田さんはSATの出身で、土方さんの為ならどんな危険な現場にでも踏み入るどころか、掻き分けてでも入り込む人なのだが、その島田さんが何だか怯えているように見えて、それが非常に珍しく、思わず「どうしたのですか?」と言ってしまった。
autor 覆霞レイカ2014.05.06 Tuesday[04:09]
 松本医師から「全治二か月」の診断書を持たされて日野署に着いた俺は、既にトレードマークになった婦警服を着こなした鎌足さんに両手を広げられ、派手に出迎えられた。彼の本日のネイルは水色のハローキティである。先週は、デイジー・ダック(ドナルドのGF)だった。生活安全課の彼のデスクには、特大のクマのプーさんぬいぐるみが警察官服を着せられて置いてある。警官服は鎌足さんの手作りだった。

「鬼が出払った今が、署長室に突撃するチャンスよ〜! あたしが山南さんを呼んで来て、あ・げ・る♪」

 そう言って鎌足さんが二階の刑事課第一(室)目がけて、署の一階から二階へと至る階段を駆け上るのを見上げた俺は、軽く溜息をついて、一階のほぼ中央に位置する署長室へ向かった。

ワイシャツ姿に肋骨固定用のバンド(柔らかめのコルセット)をした俺の姿を、署を訪れている一般市民の目が追いかけてくるのが分かる。山南さんと合わせて、「刑事らしくない刑事ナンバーワンとツー」「刑事課最後の砦」と呼ばれること甚だしい俺は、市民の目には「刑事らしくない気の毒な人」にしか見えないらしく、老婦人が膝に大切そうに抱いている円らな瞳をしたチワワにさえ、くぅん、と鼻を鳴らされてしまったのだった。

 …これが土方さんだったら、市民は恍惚となるか蒼褪めるかなのだが、どう頑張っても自分には、市民をそういう意味で恐れさせることは不可能らしかった。俺の為に?鳴いてくれたチワワに軽く笑った俺を見て、チワワを抱いた老婦人が会釈をしてくれる。一般市民に嫌われるよりは余程良いだろうと思い直して、俺は一階の廊下をまっすぐに歩き、山南さんが降りて来るまで、署長室と書かれた扉の前で待つことにした。

 待つこと一分で山南さんがやってきたので、彼のノックの後に俺は署長室に入る。左胸に警視の階級章、右胸には警察署長記章を輝かせて、近藤署長が俺たちが入室するのを椅子に座ったままの姿勢で眺めた。キッと音を鳴らして肘掛け付のチェアをこちら側に回転させた署長と視線が合ったところで、

 ふわり  と

 彼の香りがした。

 サロニカの香りだった。

 彼の涙が忘れられない。

 今もまた、泣いてはるんやないか――――――

 心で。
autor 覆霞レイカ2014.05.06 Tuesday[04:01]
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