朝、鳥の囀(さえず)りで目を覚ました。
「おはようございます」
 途端に声がしたのでそちらに貌を向けようとすると、覆い被さって降り落ちてくる彼の唇。
「……」
 離れると、大久保は灰色の瞳でこちらを射抜くようにみつめてきた。
 一晩中聴いていた、彼の鼓動が蘇る。
「無理をなさってはなりませんよ」
「…うん」
「なにかあったらすぐに連絡を下さい」
「…うん」
 そして再び落ちてきた口付けに目を閉じる。首に腕をまわして世界から自分たちを隔離する。
 わかっている。わかっている。
 自分のこと、貴方のこと、
 こうしてふたりでいることが、どれだけ大切かということを。




0時を過ぎました→K「あ…お…く…」、O「可愛い方だ」
1時を過ぎました→K「もう駄目だっ、明日会議が…」、O「明日ではなく今日ですよ」
もう午前2時過ぎです→O「おやすみなさい」、K「……おやすみ…」
午前3時です→二人はお休み中。
4時過ぎです→K「(喉が渇いたので一端起きる)」、O「(木戸のあとを追って起きる)」
5時を過ぎました→K「……(大久保の腕をのけようとして失敗)重い…」
6時を過ぎました→K「…××」、O「(すっきりした貌で)おはようございます。いい朝ですね」
7時を過ぎています→O「トマトも食べてください」、K「……ξ」(木戸さんは生トマトがお苦手)
8時を過ぎました→O「(歯を磨いている)」、K「(爪を磨いている)」
9時を過ぎました→K「どうしてもするのか?」、O「いってきますのキスで業績が30%上がるのです」
10時です→K「(坂本竜馬総理大臣と談話中)」
11時を過ぎました→K「(国会にて談義中)」
12時です→O「…ん?坂本さぁからメールか…木戸さんじゃないのか…」
1時を過ぎました→Iwa「昼食も摂らずに大久保はどうしたんだ」、Ito「昼からメール画面ばっかみてるんです」
2時を過ぎました→O「また坂本さぁから…なに?今夜木戸さんを借りる?!…あんわろ…」
ちょっとひと息3時を過ぎました→K「今夜は坂本くんと会席、と。坂本くん、大久保も誘っていいか?」、S「誘わんかったら殺される」
4時を過ぎました→Ito「あれ部長、お元気になられましたね」、Iwa「メールが届いたらしいな」
5時を過ぎました→O「♪♪〜♪〜」、Ito「部長、お足元にお気をつけられますように」
6時です→K「急に呼び出して悪いな」、O「貴方のためならどこへでも」
7時を過ぎました→三人の会食は続きます。
8時を過ぎました→K「じゃぁ坂本くん、また明日」、S「また誘うぜよぅ」、O「……」
9時を過ぎました→O「木戸さん一緒に入りましょう」、K「……今夜だけだぞ」
10時を過ぎました→K「(仕事の資料を読んでいる)」、O「(グラス片手に木戸をみやりながら、資料を作っている)」
11時を過ぎました→O「シーツは毎日取り替えないと」、K「声に出して言ってくれなくて結構だ!」



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覆霞レイカ・ぷれぜんつ